本人の危険を考えたのであれば、助ける必要がないというよりは、とりあえずどれだけ強い魔物かを確認してみなければならないと思います。 主人公が弱いとわかりませんが、なかなかの魔物は簡単に倒す能力がありますからね。
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この主人公の価値観はあらゆる生命に対して中立なんだろうな。自分に危害を加えない限り、必要でない限りは敵対することはない。
逆に敵対していなくても、それが自然の摂理の中にあることならどちらかに加担する気もない。
3章で、通常の人とは異なり夜の森にアルが受け入れられていて、ブランが「この人の子は、本来森で生きるべき子なのだ」と思っているところを見ると、アルはチェンジリングか何か、世の常の人とは異なる存在なのだろう。
魔法技術に優れた隣国の王女だった実母を考慮に入れても、魔法技能が異常に高いように思われる(転移やアイテムバッグなどは隣国でも実現していないだろう。その軍事的アドバンテージは計り知れず、開発できていたら帝国に充分対抗しうるはず)し、うっかり黒猛牛を突き抜けて木を切り倒してしまうほどの魔力なども、あまりにも高い。
いや、野性動物同士の争いなら主人公の考え方もわかるけど、人間が襲われていても自然の営みだから不介入というのは思考がサイコ過ぎるでしょう。挙句に助けるのではなく、死体の放置は不衛生だし問題だから死体処理だけはするって、なんか人として問題ありな思考ですね。育った周辺環境に問題があり、周囲に反発して軽蔑していた辺りは共感も理解も出来たけど、この思考を見てしまうと主人公の側にも馴染めず浮いた立場だった原因の一端はあった様に見えてしまう。
作者からの返信
魔物を倒す実力があろうと、絶対に無傷で倒せるという確信はありません。自分の身を危険にさらしてまで見知らぬ他人を助けようとする精神は素晴らしいものだと思います。ですが、この主人公は冷静に自身の危険性を考えて行動しています。主人公が人を助けるべき存在とは見なしていないのは事実なので、サイコと思う方もいるかもしれません。
魔物に襲われてる馬車とか見かけたら自分が巻き込まれない様に避けるのはごく当たり前の精神だと思いますが^^;
主人公は、襲われてる人を助けなきゃいけないみたいなのはラノベの悪い風潮ですね。
どれだけ強者であろうと、助けた後の面倒考えるとね。
そもそも彼はこの国ではお尋ね者、逃亡中ですから。