第57話

サナの上達は凄まじかった。いや、サナやバルギエルの教えがうまかったのもある。

今では、ダンジョンに潜って様々なモンスターを倒している。


「だいぶ、上達したな」


「ありがとうございます」


最初に会った時より、自分に自信がついたのか割とハキハキと話している。

今は、ワイバーンを倒した所だった。


「サナは、ナイフでちょうど良かったか?」


「はい。投げやすいですし」


今では、相手を見なくても投げれるようになった。


「取り敢えず、今日は帰るぞ」


「分かりました」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「お帰りなのじゃ」


「お帰りです」


サナとバルギエルが待っていた。


「ナギ…大事な話がある」


「なんですか?」


「俺はお前に全部教えた。護身術やナイフの扱い方、スキルなどなど…」


「そうですね」


「もうお前が1人で生きていけるぐらいには強くなった」


「はい」


「そこでだ。まだ俺たちはまだここ王都にいるが、いずれここから出て行く」


「そうですね」


「だから俺たちとついて行くか、それとも1人で生きていくか聞いておきたくてな」


ナギはびっくりした表情だった。


「私は…まだ力不足です。それに強くはないです」


いや、普通に強いけどな…


「だから私は1人で生きていきます。それで成長したら貴方達に会いに行きます」


「そうか…分かった。でもお前が大人になる時バルやサナは置いといて、俺なんかおっさんだぞ?」


「それでもいいです」


「そうか、分かった。取り敢えず今は一緒に行動するぞ?」


「はい」


「話は終わったかの?」


バルギエルが話しかけてきた。


「あぁ…終わったよ」


「それなら夕飯にするのじゃ!」


「分かった。じゃあ行こうか?」


「「「了解です!(なのじゃ)」」」


_________________________________________

読んでくれてありがとうございます。

応援よろしくお願いします。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る