2章

第23話

「良く寝た…」


今日はぐっすり寝れた。

外を見ると太陽が真ん中にきていた。昼だ。


「サナ起きろ。もう昼だ」


「んん…まだ寝れない…」


流石に昼なのでサナも寝れないようだ。


「取り敢えず朝飯という名の昼飯食べに行くぞ」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

昼食を食べ終わり話し合うことにした。


「なぁこれからどうする?」


「そうですね…そろそろ移動しても良いのでは?」


まぁ確かに。

何故かというとご飯に飽きた…

ずっと同じ町、つまり何日かで同じご飯が回ってくるのは流石に飽きたのでそろそろどこかに行きたい。そして魚食べたい。


「ギルドで聞いてみる?」


「そうですね。そうしましょう!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ギルドに入って受付嬢を探す。


「えぇと…あっ、いたいた」


いつも見かける受付嬢に声をかける。


「久しぶりにきました」


「こんにちは、どうかしましたか?」


俺は他の町に行きたい事を伝えた。


「でしたら、リークの町はどうでしょう?」


「それはどんな町ですか?」


リークの町というのはここから西に行くとある町で、どうやら港町らしい。魚などがよく取れて交易も盛んらしい。

ちなみにこの町の名前はラースの町という。


「サナそれでもいいか?」


「はい!魚食べたいです」


決まりだな。


「じゃあそうします」


「分かりました…あっそうだ」


なんかまだ話すことがあるらしい。


「透さん。ドラゴン倒しましたよね?」


最初の頃、倒したアイツかな。


「倒したけど、それがなにか?」


「それをギルド長が上と掛け合ったらしくて

ランクが上がりました」


あっなんだそんな話か。


「分かった。それでランクは?」


「Cランクになります」


Cランク…えっ?


「本当?」


「本当です。そもそもドラゴンを倒したのが異例ですので」


あっそうなのね。


「分かった」


「では、ギルドカードを出してください」


俺はギルドカードを受付嬢に渡した。


「少し待っててください」


そう言って奥の方に行ってしまった。


「なぁ、俺Cランクだってよ」


サナはなんか悔しそう。


「わ、私だってすぐに追いつきますよ…」


あっそうか、サナはドラゴン倒してないのか。


「なんかごめん」


「なんかってなんですか…」


そう話していると受付嬢が戻ってきた。


「こちらをどうぞ」


渡されたのは色が少し違うやつだった。


「銅で出来てます」


思ってることを見抜かれた。


「もしかして、ランク上がったらこいつの素材も変わるわけ?」


「変わります」


まじか…


「分かった。ではこれで」


「では良い冒険者ライフを」


_________________________________________

読んでくれてありがとうございます。

突然PV増えたので驚きました。

これからも応援よろしくお願いします。



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