第230話 遠征メンバー決定
お知らせ
お米関係の話ですが、第92話で米を買って、第101話で食べてました。
ご指摘ありがとうございます。
作者は完全に忘れてました。すみません。
ここは王国と南の国との緊張関係で米が急に入手困難になったことにさせてください。
第228話、229話を修正しました。
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夕食時、食卓には結衣が作った食事が並んでいる。
今日は魚料理だった。
この魚は魔の森の魔物を増やすために召喚した魔卵から出て来たものを、眷属卵召喚で指定して出したものだ。
一度召喚したことのある魔物は、たとえ眷属としていなくても、後で眷属卵召喚で指定出来るのだ。
それを卵から孵し眷属としないことで、食用となる魚系魔物はオカズとなるのだ。
一見残酷に見えるかもしれないが、これは鶏を卵から孵したのと扱いは同じだ。
クモクモたち眷属とは全く意味が違うのだ。
俺たちは、療養しているハルルンと介護をしている
今日は食後の時間を使って隣国への密入国買い物ツアーの話をした。
「つまり、誰が同行するかって話ね?」
「私たちの番に決まってるわよね」
察しが良いのはベルばらコンビだ。
彼女たちは、ディンチェスターの街へ買い物に出かける機会を逸していたので、このチャンスを逃すまいとしていた。
「他に行けてないのは、
「私は、カドハチ便で満足しているし、この温泉拠点に何かあった時の回復役だから残るわよ」
麗は自分の役割を盾にして行かないと言うが、真の理由はクワタンに掴まれて空を飛んで行きたくないからだ。
高所恐怖症に、むき出し空中搬送は過酷すぎた。本当にごめん。
「さちぽよは? 隣国なら顔バレもしてないでしょ?」
「さちわー、つまんないから行かなーい」
さちぽよは勇者時代に修行で散々旅をしていた。
そのため、買い物などたかが知れていて興味を失っていたのだ。
「三つ編みちゃんの食事やスイーツの方が美味しいしー、服もここで作ったやつの方が可愛いっしょ」
確かに、
裁縫女子の裁縫チームが作った服もこの世界に無いデザインで可愛い。
さちぽよにとって、隣国も買い物に行く価値などないのだろう。
「となると、
「そりゃ私だろう」
「いいや、私だ」
オスカルとアンドレが揉めだした。
「まて、2人とも行けば良くね?」
「たしかに」
いやいや、カブトンとクワタンはどちらも2人は抱えられないぞ。
まさか、もう1匹虫系魔物を召喚しろとでも?
カブトンとクワタンは特殊個体で眷属卵召喚では出ないんだからね。
似たような航空輸送能力を持つ魔物が出るまで何日かかるんだよ。
「いやいや、新たな飛べる虫系魔物なんていつになるやら」
「私の眷属はキラービーだぞ」
アンドレが大切な事を気付かせてくれた。
キラービーは、ジャイアントハニービーのハッチよりも大きく強靭な身体を持っている。
人を抱えて飛ぶことも可能だろう。
つまり3人で飛んで行くことが可能になったのだ。
「そうだった。それじゃあ、俺とオスカルとアンドレで隣国に行くことにしよう」
こうして隣国行きメンバー3人が決定したのだった。
警護役2人が抜けることになるが、奴隷たちや
温泉拠点は任せられると判断してのことだった。
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あとがき
UP直前に全部消えたorz
思い出しながら急いで書き直したから変なところがあるかも。
後でちょこちょこ修正入れます。
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