ヒーローを見て育った人も親にTV権を取られて見ずに育った人も楽しめる!

 自分は後者でヒーローものを見て育っていないので、雰囲気は風の噂での情報でしかなく、ぼんやりとしたイメージしかありませんでした。
 しかし読んでいくうちにヒーロー対悪の組織のシンプルな対立だけでなく、キャラ同士のすれ違いや勘違いで出てくる葛藤や喜怒哀楽が豊かで、その箇所が解決してもまた次が。と読んでいるこちらがハラハラしたり、また困難をどう乗り越えるんだろう•こう乗り越えるのか、なるほど。と状況を打破していくさまが心地よく、次へ、また次へと読み進めたくなる内容です。

 長いので、読んでいる自分自身も忘れている部分は多々ありますが、特徴的な場面転換や表現、移り変わりと、その話の冒頭や流れで前話の流れを思い出せる、そんな鎖のようなつながりの文章なので、休憩時間に少しずつ読んで行くのもまたオススメです。

長編等で話の整合性を満たすのは難しいものはありますが、お体にお気をつけて更新頑張ってください!