第13話「家族は戸惑う。」

一花とSEXをした昂大は恋人関係となったのだが、その前に有希子に告白したことにより、とうとうハーレム会長と化してしまった。

「せや、今度のゴールデンウィーク暇か?暇やったらどっか行かへん?有希子はどないする?」

「予定は無いし構わないわ。昂大は大丈夫かしら?」

「あぁ、大丈夫だ。一花は?」

「私も特に予定は無いわね。」

「どこ行くか考えとくわ。」

「確か今週は遠足があったかしら。」

「せやな。」

「どこに行くのかしら?」

「さぁ?」

「ねぇ昂大、4人で一緒に行かない?」

「そうだな。」

「ありがとー!大好き!」

有希子は昂大に抱きついた。

「なんか有希子がデレてるのを見るの初めてやな。」

「あら?七海もデレてみる?」

一花も抱きついた。

「ウチはそんな柄やないし。」

「く·····ぐるじい。」

昂大は危うく窒息するところだった。

「ごめんなさいね。」

「大丈夫だ。」

「ねぇ、昂大。3Pやってみない?」

有希子が耳元で囁く。

「ゴムがない。」

顔を赤らめながら言う。

「では今から買いましょう。」

「せや、昂大は一花と生でやったん?」

「何言ってるの。ちゃんとゴムを着けたわよ。それがどうかしたの?」

「ずっと一花が上におったから生でしとるように見えたんや。」

「そう。では昂大、今日から一緒に住まないかしら?親には許可は取ってあるわ。」

「そうか。じゃあ一緒に行くか?」

「あら?有希子より私をエスコートしてくれるのね。」

「有希子も一緒にだ。報告しないといけないからな。」

「親は反対するでしょうね。」

「せやな。いきなり一夫多妻制が認められたもんな。まだ昔の風潮が残ってるかもしれへんな。」

「多分大丈夫だと思うわ。私の父は4人の妻を持っていて昂大の父は3人の妻を持っているの。人のことは言えないわ。」

「ほなウチはここで。また明日な。」

七海が家に入ると3人は一花の家に行き、支度を整え、昂大の家へと向かった。

「着いたぞ。」

「どんな反応をするのかしら?」

帰ると昂大と有希子のご両親が楽しそうに飲み会をしていた。

「ただいま。」

「お邪魔してる·····よ?」

有希子の父親はスルメイカを落とした。

「昂大お帰り今日は有希子ちゃんと一緒に帰·····ってなんで女優の白咲一花がここにいるんだ!」

昂大の父親は枝豆を落とした。

「何、お父さんうるさって、お兄ちゃんどうしたの?有希子さんと·····え?ねぇお兄ちゃん。いつの間に芸能界に入ったの?」

「妹さんかしら?」

「あぁ。妹の咲だ。」

「初めまして、白咲一花です。」

「あ、どうも妹のさきです。お兄ちゃんとはどういった関係で?ちょっと待ってくださいね、おねーちゃーん。」

咲が大声で叫ぶと、3人の女性が下りてきた。

「咲どうした·····え?」

「あ、お帰り昂·····大?」

「有希子久しぶ·····り?」

姉達は困惑していた。

「昂大のお姉さん?」

「紹介しよう。左から、長女のはるか、次女の美和みわ、三女の真希まきだ。」

「初めまして。私は白咲一花と申します。」

「いつもテレビで見てます。今は休業してるということなので今回はどういった内容で?有希子ちゃんもどうしたの?」

「それをこれから話すんだ。」

家族が集まると昂大の父が、

「その子と付き合ってるのか?」

と尋ねる。

「俺は有希子と一花さんと交際を始めた。」

それを聞いた瞬間両親は戸惑った。

「やっぱりお父さんのいけない血を引き継いじゃんたんだね。」

咲はため息をついた。

第13話「家族は戸惑う。」~完~

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