ドッグ・トーク
おれんちの
おれんちの
犬小屋が
おれんちの
犬小屋が
ああああ
おれんちの
お前んちの?
いや
おれんちの
犬小屋が
うあああ
叩き潰された
空から吊り下がった巨大な鉄球によって
「どうするんだワン!」
犬が苦情を訴え掛けて来た
「死にかけたワン!」
まず犬が話し掛けて来るという予想外の出来事におれは衝撃を覚えた
しばらく黙ってもう一度、犬が話し掛けて来るのを待った
そしてもう二度と犬は話し掛けて来ることはなかった
だからさっきの犬の発言は自分が作り上げた妄想だったという結論を導き出した
おれはまだ狂人になるわけにはいかないのだ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます