親友の大好き


おれは親友を見つけた

そいつは射殺することが大好きだった

どうかしていた

だからおれは親友に自分の頭を差し出した

そいつは

「お前を射殺したくない」

と言った

そんなものなのかこいつの射殺好きは

がっかりさせられた

「じゃあ代わりにお前の頭を派手にぶち撒けてやるよ」

お前の大好きに敬意を込めて

おれは手続きを簡略化しお前を射殺した

吹っ飛ばした頭

お前の大好きがおれに感謝しているのがわかった

人は死ぬ

暴かれた真実が足元で転がっているがおれはけして目を細めたりはしない


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