物語を最後まで読むと、そこにあるのは愛だった。悪い人はいない。怖い人もいない。そう、善意が構成する寂しさ。これは、そういう物語。人の解釈にもよると思うけど、自分はこれは、よい物語の終わり方だと思った。生きている人たちに、救いがあるのだから。疲れてしまった貴方にこの、すこしきびしい物語是非読んでほしい。