第31話 兄弟もの攻め(弟)博貴視点を書いてみた(*/∀︎\*)イヤン
俺には兄がいる。
名前は博也。二歳年上の高校三年生。
なんでもできて、いつも守ってくれる理想の兄貴。
小さな頃俺はそんな風に兄貴の事を思っていた。
いつか兄貴に頼ってもらえる存在になりたい、そう思って日々、身体を鍛えていた。
気がつくと身体は兄貴よりも俺の方が大きくなってしまった。
いつからだろう?
兄貴を邪な目で見てしまう様になったのは......。
いつからだろう、兄貴のクシャッと笑う笑顔に夢中になり、誰にも見られない様に部屋に閉じこめたい衝動をおこす様になったのは......。
俺達は兄弟だ。
血が繋がってしまっている。
しかも男同士だ。
こんな風に優しく笑う兄貴が、俺を怖がりだすなんて、考えるだけで、どうにかなってしまいそうだ。
俺はそうなる前に兄貴と距離を置いた。
仕方ない。
俺は、兄貴よりも確実に力がある。
俺がその気になれば兄貴を閉じ込めるなんて簡単だろう。
だからって、そんな事をしたからって、兄貴の心は手に入らない。
そう思っていたのに......。
今日は両親がいない。
兄貴と二人きりだ。
学校から帰って俺は部屋に閉じこもろうと決めていた。
だけど......。
家の中に、能天気な男の声が響いた。
誰だ?
自分の部屋にいて、その声を聞いた俺は、自然と眉間にシワが寄る。
兄貴が誰かを連れてきたみたいだ。
兄貴の部屋から兄貴と、兄貴の連れてきた男の笑い声が聞こえる。
兄貴のあのクシャと笑う笑顔をどこの誰かも分からないアノ男が見ているというのか?
俺でさえ最近はあの笑顔をずっと見れていないというのに。
俺は胸のムカつきが抑えられず、例の男が帰っていく声を確認してから部屋を出た。
俺は怒りを抑えて玄関にいる兄貴の背中を見つめた。
表情には出さずに、兄貴を見つめ続け、俺は我を失ってしまったんだろう......。
今、俺は兄貴の上に覆いかぶさっている。
目の前にはビックリした兄貴の顔。
頬がピンクい。
兄貴の心臓の音が、俺にまで伝わってくる。
ドキドキドキドキ。
その音に俺の心臓の音が重なる。
あんだけ我慢していた兄貴の身体が目の前にある。
俺は自分の気持ちを押さえる自信がなくなっていた。
※※※※ ※※※※ ※※※※ ※※※※
兄弟もの弟(攻め)の博貴視点書いてみました!
(*´﹃`*)
ここから先はR指定が入っちゃいそうなので敢えてココで止めてみました!
後は想像にお任せします
(ノ∀︎\*)キャ
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