おにぎり
握り飯を手に取る。齧るとまず塩の味がして、噛みしめる度に米が甘くなり、口の中全体で米と鮭ほぐしの美味さが広がる。
「おにぎりって、こんなに美味いんだな……」
座って食べなぁよと言う小言を聞き流しながら、十勝は俵なのか三角なのか判別がつき難い、お清ちゃん手作りの握り飯をもう一つ掴んだ。
壺中日月長(10/6更新) 狂言巡 @k-meguri
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。壺中日月長(10/6更新)の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます