第72話 ののはな亭のお部屋

「あ、そろそろ御昼ごはんの時間だわ」宙に浮かんだパラメータに

セットした目覚ましの音楽の合図に シャラは温泉から上がる


風魔法で身体を乾かして 服を着て 帰還の魔法を唱えるシャラ姫


「今日の御昼ご飯は何かな うふふ」

転移先 ののはな亭の店 奥深い場所の特別室


シャラ姫だけの部屋 前店主の主が愛したシャラ姫への大きな贈り物


中庭があり 花々に小さな噴水がお洒落 


その部屋の柔らかく大きなベットにダイブするシャラ姫

バフウウ! 「キャ うふふ」


服をゴスロリの綺麗な服に着替えるシャラ

お洒落な綺麗な服に着替えるのは楽しみでもあり 

愛する人への何気ないアピールかも知れない 恋する年頃・・なのかも

100歳は過ぎているが 


「もう姿年齢は11歳よ! 紹介アナウンス!ぷんぷん」シャラ姫


それにカボチャ・パンツは綺麗なフリル付きにチエンジ

姿見の鏡で 確認して ふんわりと横に広がる

やや短いスカートのゴスロリ服に合わせた髪飾りもチョイス!

「これでいいわよね」シャラ


それから 氷の魔法石で動くミニ冷蔵庫から血の飲み物を取り出し

綺麗なグラスに入れ ストローでごくごくと飲む

「うふふ」

ちゅううう~~ごくん 「ぷはああ~」

「あ~美味しかった 鶏(にわとり)の血のジュース」


近くにある楽器 大きなリュートを手にして つま弾くシャラ姫

甘やかな旋律の演奏が響く


そこに 奥からシャラ姫が大好きな 綺麗な少年

長めの黒髪 長い耳に 巻いた布で目隠しをした少年?リジャが現れる

目隠し状態だが 見えているようだった


有能なリジャは 周りから押し付けられて 現在、店長代理でチーフ・コックとなっている

「シャラ姫さま」「うんリジャ お腹空いた ご飯待ったわよ~~」

「素敵な演奏でしたよ」 「うふ 有難う」


なお参考までに 先程の捕食した温泉のキメラ・モンスターを食べてから 

10分も経っていない

シャラの胃袋はブラックホールと繋がり連動していると噂があったりする


「ふふ シャラ姫さまは食べ盛りですからね」目隠しの布を巻いたまま リジャは微笑む

小人のコロボックル達も手伝い 食事を並べる

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る