第60話 巨大ツタの化け物とシャラ姫

「数が多い あの大蛇ども それにムカデどもか・・」「魔法を使う それが早そうだな」

「宴リーダー みんなを少し離れた位置に・・」「わかったリジャ」


シュルリと目隠しを外すリジャ 赤い瞳が輝く

「風よ その手に敵を抱け そして 炎の花よ 奴らを焼き消せ  焔の王達に祈りを捧げ 

そして 我が名において 命じる」


風でふわりと浮いた大蛇やムカデたちが炎に包まれて 次々と黒こげとなる

「ギャアアアア」「ギギギイイイイ」「キュアアアンン」暴れて 断末魔の悲鳴が階層内に響く

ふうと息を吐くリジャ


「リジャああ」シャラ姫の悲鳴

驚き振り返る そこには最後に残っていたラス・ボス 緑色の巨大な無数の顔がついたツタが

吸血鬼のシャラ姫を太いツタの腕で 捕らえていた


「シャラ姫!」「きゃああ」ツタに ぎゅうっと包み込みこまれ 

姿が見えなくなるシャラ

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