第34話 萌え萌えきゅううん・・とコロボックル

「うふふ 美味しそう」

「頭の血 止まって良かったわ リジャ」「ええ、そうですね」

「ねえ、『萌え萌えキュウうん』ってしないのリジャ?」「え?」


「昨日、テレビ見たら メイド姿の可愛い子が『萌え~~んきゅうん』って

ご飯が美味しくなる魔法をかけていたの!」


「・・・・・・・」「どうしたのリジャ また頭の血が出ている」


「いや、俺は そういうのは・・」「そうゆうのは・・?」

「いえ、あの」「ですから」

「ええっと・・」「何を困っているの リジャ?」「いえ、ですから」


「すいません 今度 店のメイドを連れてきます 俺は無理です うううっ」


料理人な少年リジャの頭から 

姿は幼い吸血鬼姫シャラがかじった傷跡から血が・・

小さい噴水のような血がぴゅうううんんと噴き出す


「泣かないでリジャ 頭からまた血が・・」「はあ・・・」


「コロボックル やります!」「美味しくなれええ きゅううん」

上手に出来たコロボックル21号


「まあ、有難う」「えへ」頭を撫でてもらう コロボックル21号

ミニ冷蔵庫の血の瓶を補充して フラフラしながら立ち去るリジャとコロボックル

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