冉閔の残滓への応援コメント
はじめまして。
冒頭から引き込まれました。三人称でかつ語り手がいい意味で饒舌な小説が好みのためです。
「ほとんど言いがかりのような」という箇所からは語り手の冷静さを、逃げる金峰の内面を分析する箇所からは、ユーモアを感じました。
魂と魄についての箇所も印象に残りました。時代・歴史小説風な雰囲気があってかつ、好奇心から漢和辞典を引かせるほどの力がある地の文でした。
さいごに、あとがきにある「マイ需要セルフ供給」のこころを、私も心に留めておきたいです。
寒い季節が続きますので、なにとぞご自愛くださいませ。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
歴史時代小説が主戦場ですので、自然とどのジャンルを混ぜても、背景説明でそういうテイストにはなってしまいますねw
中身に関しては後記の通りなので割愛として、「マイ需要セルフ供給」は大事ですなぁ。
「こんなのが読みたいけど見つからない!なら自分で作ったれ!」
「この話の完結を最も楽しみにしてるのが自分!」
みたいなノリで常に書いております。
改めてありがとうございましたー。
編集済
冉閔の残滓への応援コメント
五胡十六国時代。
八王の乱をきっかけに中原になだれこんだ胡人によって、多くの漢人が害され、今度は漢族至上主義者によって胡人が虐殺されるという悪夢のスパイラル。
最後は徐翼と禰慈の魂が救われてほっとしました。
そして、徐翼から見れば、実の兄同然に思っていたのに自分たちを見捨てた仇の片割れである許範ですが、彼も十分に苦しんだことですし、泉下では弟夫婦と和解できるといいのですが。
しかし、これが処女作とは。恐れ入りましたm(_ _)m
ところで、殷九叔というキャラクターは、モデルになった人物もしくは伝承があるのでしょうか?
作者からの返信
ありがとうございますー。
キョンシーの怖いところは、愛憎の区別なく「縁」を追いかけてしまうって設定が既存作品でも多々見受けられる部分なので、そこを入れ込んだつもりでしたw
※恨んだ相手は別にいいにしろ、自分の子や孫だったり、面倒を見ていた弟子だったりを、どこまでも追いかけて襲ってしまう等。
まぁ、処女作というか(大昔に未公開というかオフラインで書いていたりしたのを除外しての)カクヨムでの第一作って感じでしたw