あとがき
あとがきとして
ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます。ここだけをなんとなく読んでいる方もありがとうございます。興味が湧いたら、ぜひ本編を読んでください。
さて、この長編を書いたきっかけは、おそらく三つの要素からでした。それは、「成長」、「剣術」、「食い物」です。この三つでは「食い物」が一番の肝、と思って書き始めましたが、残念ながら第一部から第二部を経て、薄れてしまいました。「成長」に関しては、作品の中に長い時間を設定することと、蒼華が銭を儲けて資産を増やすことで表現する形になりました。「剣術」に関してはあまり目新しい要素を盛り込めなかったのが、やや悔しいです。
異世界ファンタジーにおいて、魔法の類、超能力の類を一切、使わないというのは挑戦のようで、僕の中ではあまり特別でもない手法でした。というか、僕の中では「銭と刀」という物語は時代小説、歴史小説に近い感覚なので、ファンタジーの要素は舞台設定にしかありません。現実世界にはない架空の土地だからファンタジーと分類するよりない、というか。魔法がない、超能力がない、モンスターがいない、ということで何らかの縛り、不自由を感じたかといえば、やはり何も感じませんでした。あったらあったで構わないし、なければないで構わないという感触でした。なのでこの件では重要なのは作者の感覚いかんではなく、読んでいただける方に魅力を感じてもらえる手法としてどんな設定を用意するか、という、その選択に大きな意義があることが僕には実感として分かった、と思えます。
この長編の数字的な目標は、フォロワー40、星20、PV7000をそれぞれ超えることだったので、おおよそ満足です。数のために書いたわけではありませんが、ありがたいことです。大感謝です。
この長編は僕自身にとってはすごく勉強になりました。今後につなげていければ、と思います。
また次のお話を、よろしくお願いします。
銭と刀 和泉茉樹 @idumimaki
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