第11話双眼鏡天上界に
(記2021/3/19)今だから出来るかも
引用句「双眼鏡天上界に白嶺混み」(橋本多佳子 命終,262)
(読みかた:そうがんきょう てんじょうかいに しらね こみ)
天上界(≒高天原)に無関心な方はいらっしゃらないよね。匠(たくみ)さまは関心を以って天上界をご覧になってる。そこは様々な人がいっぱいいて混んでたの。高天原から降りてくる流れが有ったってことは昔話で聞いたことある。そこが逆向きの流れになってたらビックリするでしょう?私たちの世界がそれだけ拓けたとも言えるけど、清浄な筈の高天原が今ではピクニックコースになってるとか?駕籠に乘ってる人がいるわ。駕籠を担ぐ人もいる。そのまた草鞋(わらじ)を作る人も混じってる。
きっと世の中は平和ってことなのね。いくら平和だからって、清浄であるべき所はドコかに置いていなければいけないのじゃないかしら。科学が発達している今だから何をしても大丈夫ってことはないよね。今だから‥新型コロナが世界中を席巻している今だから、未来を佳くすることをみんなで考える絶好のチャンスかも知れないね。平和になってしまったら遊ぶことに忙しくなるよね。そうなってしまったら「なんとかなるさ・ケセラセラ」で終ってしまって異常事態の備えはデキナイかも。
今回の「新型コロナ騒動」は何事もなく済んでくれると思うしかない、だけど未来の子たちには今回が残された最後のチャンスかも知れないよ。そんなふうに泡は思ったの。
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