第4話

次に、我が家の仲間入りをしたのは猫。

かぎしっぽの茶トラの日本猫。

名前は昔飼っていた短命でお別れをしたムクムクの

名前をつけた。

2代目のムクムクである。


この子も最悪な状況に陥ることになります。

近所の家で猫が生まれたけど、捨てるというので、母が、家で飼うとムクムクを連れて帰ってきた。


ムクムクは、ジュリーが来た2年半位後に家族になった。


その時代はあまり家の中に閉じ込めて飼育するという概念はなく、放し飼いだった。

男の子だったこともあり、それでもいいと思っていた。

ジュリーとも仲が良く、一緒に眠るほど。


ある日、御飯の時間になっても帰ってこず、母が探しに行くと、うちのすぐ目の前の家の所で、棒切れの横にオドオドビクビクするムクムクを発見。


名前を呼んでも、近づかない。

おかしいと思った母は、病院へ。

結果、頭を多分殴られた事で記憶喪失になったのだろうと。

この家の人間は、実は娘たちも親も、我が家を目の敵にして、家の前を通るなとか、石投げつけてきたりとホントに信じられない程の嫌がらせをした。


なので、このムクムクの事件から、何かあってはと、ジュリーの横に一緒に、繋いで室内猫にした。


ジュリーがいたせいか、逃げることもなく、大人しく寄り添って生活していた。


母も半身不随だったせいか、腕を引っ張って脱臼させたりと、怪我の耐えない猫ではあったなぁ。


唯一、兄がいじめて通ったあとに私が通ったせいで、私のおでこに爪立てて飛びつき、噛みつかれるという最悪な事件もあったが、今はうっすら傷跡が残ってる程度で済んでいる。


ジュリーが亡くなってやっぱり2年半位後に亡くなった。

私の記憶の中で、初の猫。

かぎしっぽは可愛かったけれど、よく紐が引っかかって、暴れたなぁ。


でも、頭を殴られてそんな風になっても、長生きをしてくれたと今でも、生命力すごいと思わせてくれる。

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