第66話 順路
酔った勢いでキャンプ場から飛び出し、順路の看板の向きを変える。
自分は正しい道を進み――暫くした所で後悔した。酔いが醒めてきたのかもしれない。
やっぱり戻そうと来た道を引き返すも看板まで帰れなかった。辺りは暗い獣道だ。
そうか、あの看板の向きは既に誰かに変えられた後だったのか。
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