第303話 想い出の中には戻れない
★・:*:・゜',。:*:♪・;゜'☆。・:*:゜'★,。:*:♪゜'☆・:*:・゜'★,。:*:♪
ふわ・ふわ 306
タマちゃんがひとりで歌ったその曲は
ちょっとだけ、音楽好きの間で評判になって...
タマちゃんは、そのコトを気にとめるフウでもなく、
でも、いまでも思うのです。
想い出を歌にしてしまったけれど、もう、想い出の中には戻れない。
あの歌を歌っているあいだだけ、ほんのすこしだけ、まぼろしのように
あの頃の記憶がよみがえるような、そんなキモチになれるなら....
あの曲を歌っているコトは、シアワセ、と言えるのかな..
そんなフウに、ギターを抱えながら彼は思うのです。
ユウちゃんは、トモちゃんは、シアワセにしてくれているだろうか、
この歌を、どこかで聞いてくれているだろうか...?
そう思いながら、旅くらしのタマちゃんは、今でも夢のなかで...
あの頃のコトを想う、のです......。
★・:*:・゜',。:*:♪・;゜'☆。・:*:゜'★,。:*:♪゜'☆・:*:・゜'★,。:*:♪
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます