IR誘致

「どうも、浦島太郎です」

「わたくしは講師の亀でございます」

「日本にカジノをつくる話って、今どうなってるんだろう?」

「IR基本構想の提出期限は来年の4月ですので、その頃には話が大きく前進すると思いますよ。当初は今年の7月だったのですが、コロナ等の影響で延期されました」

「そうだったのか」

「この8月に横浜市が撤退表明しましたので、現時点で構想を提出する予定があるのは、大阪市・和歌山市・佐世保市の3地域です」

「大阪市にカジノが建ったら、お前は嬉しいんじゃないか?」

「毎日行きますね。定期購入待ったなし。賛否両論ありますので、あまり大きな声では言えませんが、大阪市にはぜひ頑張って欲しいです」

「和歌山市は? 大阪市からそう遠くないよな?」

「電車で2時間くらいでしょうか。ただ、和歌山市は反対住民の意見を考慮して、カジノの利用者を外国人旅行者に限定する予定ですので……」

「つまり、行っても入れないわけか」

「はい。外国人しかカジノを利用できない先例としては、韓国がありますね。基本は外国人向けだけど、入場料を支払えば自国民でもOKなのがシンガポール。誰でも大歓迎なのがマカオ」

「入場料っていくらなんだ?」

「24時間あたり150シンガポールドル、日本円で12,000円くらいです」

「高っ」

「戦って取り返せばいいんだぜ。話がそれましたが、佐世保市はハウステンボスの周辺にIRを誘致する予定です。実現したら華やかな滞在型リゾート施設になりそうですね」

「来年4月に、その3地域が争うってことか?」

「そうなりますね。3か所すべて認可される可能性もなくはないですが」

「なるほど。その頃には、世間の状況がもう少し落ち着いてるといいな」

「はい。反対意見も多いですが、なるべく良い方向に進んで欲しいですね。以上、亀と浦島の恋愛講座でした」

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