カリビアンスタッド(2)
「どうも、浦島太郎です」
「わたくしは講師の亀でございます。カリビアンスタッドの説明の続きですが、勝負しないのに10ドル没収されるなんて、つまらないしストレスが溜まりますよね。そこで今回は、手持ちの5枚に役がありませんが、20ドル追加してコールベットしてみましょう」
「役がなくても勝負できるのか?」
「できます。手札を確認した後は、テーブルに伏せて置くので、自分に役がないことは誰にもわかりません」
「ポーカーフェイス……だな!」
「さて、ここでディーラーのカードをオープンします。この後の展開は3パターンにわかれます。
①ディーラーに役がない場合
→自分の手札を問わず、アンティが2倍になり、コールはそのまま(この例だと賭け金30ドルが戻ってきて、さらに10ドル貰える)
②ディーラーに役があって自分が負けた場合
→すべて没収(賭け金30ドル没収)
③ディーラーに役があって自分が勝った場合
→アンティが2倍になり、コールは役に応じて様々な倍率で配当が得られる(ワンペアなら2倍~ロイヤルストレートフラッシュなら100倍)」
「……ややこしいな?」
「ややこしいけど面白いんですよ! 伝われ!!!」
「いや、伝わってないぞ」
「②と③は、まあわかるでしょう? ポイントは①なんですよ。自分のカードが非常に弱くても、ディーラーにも役がなければ、賭けたチップが増えるのです。まあ、負けた時の痛手は大きいのですが」
「なるほど」
「オレこそが世界の底辺だと思っていても勝つ可能性が残されている……いいゲームじゃないですか……現実と違って……ふふふ……」
「突然にじみ出る怨念」
「他にもジャックポットなど、細かいルールは色々あるのですが、とにかくカードが交換できないゲームなので言うほど難しくありません。カジノへ行く機会があれば、是非チャレンジしてみてくださいね。以上、亀と浦島の恋愛講座でした」
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