落ちないお守り
「どうも、浦島太郎です」
「わたくしは講師の亀でございます。筆者は投稿ブログをしているのですが、いつも読んでくださっている方から、『落ちないお守り』をいただいた経験がありまして。だいぶ前ですが、とても嬉しかったです」
「落ちないお守り?」
「はい。埼玉県行田市の忍城(おしじょう)で発行されているものだとか。石田三成の水攻めにあっても城が落ちなかったことに由来するそうです。合格祈願のお守りはよく見かけますが、落ちないお守りという発想は珍しいので、受験生や航空業界の関係者に大変人気だそうですよ」
「でもそれ、微妙な気分にならないか? 落ちないお守りを渡されたってことは、『いつも落ちてる人』って認識されてるわけだろ?」
「そ、そんなことはありませぬ! いや、いつも落ちてるのは本当ですが! 気遣っていただいて嬉しいです本当に!」
「で、そのお守りがどうしたんだ?」
「小説投稿を再開するにあたって、改めて詳しく調べましたところ、この他に千葉モノレールでも落ちないお守りを発行しているそうですよ。千葉モノレールは吊り下げ式ですが、引退した車両のワイヤーをお守りに入れているのだとか」
「なるほど、モノレールが落ちたら困るからな」
「それから、京都の善峯寺でも、おちないお守りを頂けるそうです。交通の便があまり良くない場所ですが、筆者の家からは割と近いので、落ち着いたら参拝したいと思っています」
「電撃には来年も投稿するんだろう? ご利益があるといいな」
「この他に、さっぽろテレビ塔では、かつて『落ちない(はげない)お守り』を発行していたとか……」
「はげないお守りをプレゼントされたら、つらすぎるな……」
「トラウマ案件ですね。でも大丈夫、この講座でたくさん勉強して、はげる前に素敵な彼女を作りましょう!」
「はげる前提……だと……?」
「以上、亀と浦島の恋愛講座でした」
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