誕生日プレゼント

「どうも、浦島太郎です」

「わたくしは講師の亀でございます」

「俺の友達が、彼女の誕生日プレゼントで悩んでるんだけど、女性って彼氏に何を貰ったら嬉しいんだろうか?」

「そのお2人、交際期間は長いので?」

「いや、まだ3か月だ」

「ならば、失敗しないのはアクセサリーでしょうね」

「指輪か?」

「最初のうちは、時計やネックレスなどがよろしいかと。指輪は最後に渡すものですから、最初に指輪を贈ったら後がありませんぞ」

「なるほど」

「ちなみに、筆者が貰って嬉しかった誕生日プレゼント第1位は、ジンのボトルでございます。20代の頃に同僚から貰いました」

「酒か」

「酒ですね。渡された瞬間、思わずニヤリとしてしまいました。まあ相手も酒豪でしたからね。一緒に楽しく飲みましたよ」

「酒飲み同士ならでは、だな」

「逆に残念だった誕生日プレゼント第1位は、サイズの合わない服……」

「それは確かに残念だな……」

「趣味がどうこう以前に、サイズが合わなかったら着られませんからね。身につける物を贈る際は、サイズのリサーチ必須ですぞ」

「それは、誰から貰ったんだ?」

「結婚前に別れた元夫から貰いました。まあ筆者も、誕生日プレゼントでは散々失敗しているので、他人のことを責められる立場ではございませんが」

「異性に贈るプレゼントは、それくらい難しい……ってことだな」

「ですね。交際期間が長くなると、どうしてもネタ切れしますし。ともかく、1年目のカップルであれば、アクセサリーがよろしいかと思います」

「わかった、友達に伝えておくよ」

「ところで浦島殿は、異性に貰って困惑したプレゼントはありますか?」

「いや、プレゼントって結局は気持ちだろ? 貰えるなら何だって嬉しいよ。ただし玉手箱テメーはダメだ」

「次受け取ったら迷わず返品してくだされ。以上、亀と浦島の恋愛講座でした」

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