ジャンル設定

「どうも、浦島太郎です」

「わたくしは講師の亀でございます。ところで、この講座の受講生がなかなか増えないのは、ジャンル設定に問題があるせいではないでしょうか?」

「ジャンル設定?」

「はい。現在カクヨムのジャンルは12ございます。どれか1つ相応しいものを選ぶのですが、わたくし自身はこの講座を客観視できませぬ故、浦島殿の率直な意見をお聞かせくだされ」

「わかったよ。どんなジャンルがあるんだ?」

「まずは大人気の『①異世界ファンタジー』『②現代ファンタジー』」

「異能で戦ったりする系統か。この講座はまったく違うな」

「では『③恋愛』『④ラブコメ』でしょうか? 実は最初に迷ったのですが」

「うーん……。確かにこの講座のテーマは恋愛だけど、実際の恋愛模様は出てこないんだよな。そもそも、亀と俺しかいない連載で、恋愛ジャンルを名乗るのは詐欺じゃなかろうか?」

「では次です。『⑤現代ドラマ』『⑥SF』『⑦ホラー』『⑧ミステリー』『⑨歴史・時代・伝奇』」

「どれも違う」

「『⑩エッセイ・ノンフィクション』『⑪創作論・評論』『⑫詩・童話・その他』」

「今の設定は、確か⑫なんだよな?」

「はい。他に相応しいものがないので、消去法でその他を選択するしかありませんでした。内容はほぼ筆者の実体験なので、実のところはエッセイなのですけどね」

「なら、⑩に変えたらどうなんだ?」

「講師が亀なのにノンフィクションはちょっと……」

「確かに……」

「カクヨムは小説を書くサイトなので、ジャンルが小説寄りなのは当然ですが、大手サイトとして今後は周辺ジャンルも充実させて欲しいですな。個人的には『コント』『ハウツー』『日記』あたりが欲しいです」

「いざ『コント』ジャンルができた時、この講座がまともに勝負できるかは微妙だけどな」

「それは言わないでくだされ! 以上、亀と浦島の恋愛講座でした」

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