第166話 郵便課の奈々子ちゃん

時給820円から1000円×6H(公社時代)では食えないので

俺は掛け持ち(クレア・スクーピーの友里絵ちゃんと出会ったコンビニ、である)していて。


そっちが1050円×4Hかな。早朝5時~9時。

それでなんとか食っていた。2000年過ぎた辺りかな。


2003年か。因みに、2000年型のYZF-R6を新車で買って、1年ちょっとで売ったあと、で


ある。



あんまり面白くないバイクだった(笑)速いだけで。


まあ、それはさておき、郵便局である。



国鉄と郵便って、元々日本が明治になってから先進国をマネて

雇用促進の為に起こした一面もある。



田舎に近代化を進めると言う意味で。

だから、あんまり人を選ばずに入れる。国営だから、失業者を減らす意味もあって、だ。

だから、採算度外視である。


その割りに郵便が裕福だったのは、当時は郵貯の信頼性が高かったし

非課税貯蓄が出来たからでもある。




そーいうわけで、俺もまあ、入れて。

仕事が切れたときに時々入って。


そんなことを繰り返していた(笑)。

高校の同級生のバカどもにも良く遭った。

暴走族をしてて、なんかやって少年院に行った奴とか。

悪い奴ではないのだが。





試験は簡単で、面接と一般常識。筆記である。一応ある。

字が書ければまあ大丈夫。集配は。


郵便課は、一応普通の会社員っぽい程度のレベルが必要である。



郵便局のいいところは全国ネットなので・・・・職員証を持って行くと

どこの郵便局に行っても「身内」扱いである。国鉄もそうだけど

そこが、温かみがあって、いいところ。


九州を旅していても、北海道でも。職員証を持っていくと


あたたかく迎えてくれる。

食堂でご飯食べられたり。お風呂借りたり。(^^)。

大きな郵便局には、この当時お風呂があった。


配達の人が濡れて帰ってくるから、と言うもっともな理由である。


中には、地域の温泉を引いてあるところもあって・・・・

そこに入れてもらった事もある。




まあ、もちろん、かんぽの宿も割引で泊まれる。(まだあるのかな)。




「一生ここでもいいかなぁ」なんて、思っていたのが公社時代の郵便局だった。




そこの郵便課長代理さん(ふつーは、代理までしかなれない。課長はキャリアである)。



は、杉山さんと言う人で・・・飄々とした、風見慎吾ちゃんの50歳、と言う感じ。

微笑ましいひと。



この人と、それと事務員のイクちゃんと言う(この人バイト)。

美人、グラマー。松島奈々子ふう。・・・・ちょっとHな(笑)。


どうHかと言うと、「制服の採寸します」とか言ってわざと抱きついたりして。

にんまり。頬を近づけてきて、すりすり。



もちろん、カーテンがあるからまわりには見えない。


おちんちんが元気になってくると、にっこり。



・・・・サカリらしい(笑)。30歳くらいに見えるが、40歳である。当時の俺と同じくらい。

ダンナは東電に勤めていたが・・・・・。


この数年後、病死。



バイト仲間の噂では「奥さんが激しすぎて死んだんだろ」と言う(笑)。



・・・まあ、松島奈々子の淫乱だったらなぁ(笑)。


良すぎて死んじゃうかも(笑)。とか。




2度目に入った時、偶々、そのダンナさんが死んだ時で

この奈々子ちゃん、淋しくてしょーがないらしく・・・・

じーっ、と俺を見て「わかりますね」と、断定的に。(笑)。


・・・・なにが?(笑)。


下着はピンクである(笑)。



でもまあ、この頃、俺には友里恵ちゃんが居たので・・・



・・・・やっぱ17歳の方が魅力的である。友里恵ちゃんはいい子だったし。





郵便配達は2度ベルを鳴らす(笑)。




そのバイト仲間は、伊藤くんと言う子で、バンドマン崩れである。

そのあたりは俺と同じで、よく、ロバート・プラントの真似をして歌ったりした。

郵便局の食堂で。




ここの郵便局は、地下にバイクの駐車場があって

郵便カブで出かけたり、帰ってきたり。

雨が降ってくると、コンクリートがよく滑るので

みんな、スライドして遊んでいたり。ときどきコケたり。


でもまあ、郵便配達にヘタは居ない。

居ても、事故起こして辞めて行く。



自然淘汰である。その辺りは峠と同じだろう。

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