第111話 れもんこりっと

なので・・・Nし山は、スーパーのお菓子売り場で

「れもんこりっと」と言うキャンデーを見つけて

買ってきて笑ったり。


俺はと言うと、TVのCMで


干しクラゲの「こりこりがわかれば、もう大人ね」と

おかーさんが娘に言っているCMを見て


ラーメン屋さんで爆笑したりと。



お店の人にはまったく判らない(^^)。


それは、中野だったかな。


横山モータース、と言う

バイク屋さん。


汚れた英雄、と言う角川映画の撮影するバイクのメンテをしてくれた

あのバイク屋さん。


元々、ヤマハワークスだった人で。


そこのお店の、道路の向かいにあるラーメン屋さんでの、オハナシ。






そんなふうに、楽しく楽しく年月は過ぎていた。

別に、このまんまでいいと思っていた。



朋ちゃんが「誘ってね」と言うから

映画見に行ったり。


「トップガン」とか「フラッシュダンス」とか。

その辺り。


町外れの洋画館に、XVで二人乗りして出かけて。

アーケードにある、本屋さんに友達が居たので

そこにバイク置いて。

二階の喫茶店で、なんか飲んだり。


そこの本屋さんでも、バイトしてたことがあって。



喫茶店のウェイトレス達も、お友達だったから



「こんちはー」なんて、明るく挨拶して。


朋ちゃんは、なんかそういう時は恥ずかしそうにしてて。



ウェイトレスのひとり、由美ちゃんは

となり街だったか、大学の2年だったかな。


その子とちょっと仲良くなってたんで


「いらっしゃーい」と、にこにこ。



なーんとなく、観察する由美ちゃん(^^)。



あとで、朋ちゃんが居なくなったときに来て・・・


ちょこちょこ。「ダレ、あれ?」



「中学のクラスメート」って言うと





「クラスメートが彼女?あるあるパターン」と。由美ちゃんはひょうきん。



ひょうきん由美ちゃんと言われていた(笑)。


(その頃、「なるほど・ザ・ワールド」とかにそういう子がでていた)。



「そーじゃなくって。ただの」と言うと




由美ちゃんは「もったいなーい。すごい美人なのに」って。




そーかなあ、と・・・(笑)。


まあ、喋らなければ美人なのかもしれないが(笑)。




朋ちゃんは、ちょっと、アンニューイな感じなので

俺の好みではなかったりして。



そんなもんだろうと思う。好みって。




RZVより、Γが安くて早くても


ヘンテコなRZVの方が好き。


そういうもんだと思う。




朋ちゃんも十分ヘンテコだけど(笑)でも、なーんか暗いので

そういうトコは苦手だったり。



どう暗いのかと言うと・・・・生まれ育ちがどうとか、とか

告白して


最初からダメだから、ヤケになっている、と

言い訳をしているので・・・。





どーだっていいじゃん、そんなの。

折角楽しく遊ぶ時間なんだから、ネェ。



映画みたり、バイク乗るのに

生まれ育ちなんて関係ないじゃん(笑)。


バイトしながら、懸命に生きて

資格をとる勉強している女の子がいっぱいいる、と言うのに

そんなことを、だらしない生活の言い訳にしていて。



そんな訳で、あんまり朋ちゃんとは会わなくなったりして。



ほかに、かわいい子が一杯いたし。


時代がそうだったので、女の子たちも安心してたから。

今みたいに、付き合うと直ぐにぬっぱぬっぱ・・・なんて事はない時代だった(笑)。






SR400だと、ちょっとデートには不便。

なんつっても、キックだから

エンストすると、降りてもらわないとエンジン掛けられない。


その割に、よくエンストする当時のSR400だったから・・・・



XS750にもよく乗せた。


もともと、XSはデートバイク、みたいな感じで


キング&クイーンシート、なんて「段つき」のことをそう書いていた。



2段シートである。暴走族のバイクによくある(^^)。


背もたれつけたら3段シート。


アップハンドルなので、すこし手前にひっぱると

チョッパーみたい。


前に倒すとシボリハンドルみたいで・・・


布タレ風防つけて、旗棒つけたらボーソーゾクである(笑)

やらなかったけど。


ショート・メガホンマフラー。




XSのベースはGXで、ツアラーで60ps。

DOHC3気筒、シャフトドライブ。


当時の流行に全く沿わないので、売れなかったけど、日本では。

ヨーロッパでは人気があったらしい。


それで、1気筒足して1100を作った。



のだけど、アメリカーンが流行ったので



前述。ショートメガホンで66psと、ヨーロピアンの集合マフラーより

パワーが出て(笑)。



ホントかどうかは知らないけど、音は良かった。



これは、750免許を取れたので

「なんでもいい」って言って

バイク屋さんにあった、XSを買った。20万だった。


落ち着いていていいツアラーだった。


なので、これでもよくタンデムツーリングをした。



その頃はセブンイレブンでバイトしてたので・・・・

パートのおばちゃん、前述の「がはは」のおばちゃんの娘とか。


この子は、細面で優しそう、可愛い子だった。


音楽が好きだから、ロフトのカフェで

夜はジャズ・クラブになる、そういうお店に連れて行って


レモンジュースを一緒にのんだりして。



かわいいガールフレンドのひとり、だったり。



セブンイレブンには、他にもいい子がいろいろ居て


看護学校生の智子ちゃん。


この子は、大柄でふんわりしてて。のーんびりしてる田舎の子で


伊豆の山奥だったかな、その辺りから来て

学校が終わったらセブンイレブンでバイトしてて。



おとなしくて、勉強家の子だった。


バイトしながらでも、なんか、お勉強をしているような

そういう子だった。



いつも、俺がGRでバイトに来ると、にこにこして「かわいいバイクですね」と。


「乗ってみたら」と言うと


いいですいいです、と、手を振って。


でも、跨らせてあげたりして。



クラッチができないのでエンストしたり(笑)。




「通学するのに、かわいいバイク、いいですね」と、にこにこしてたから



チャッピイを持って行って、乗せてあげたりした。



「これなら乗れそうです」と、にこにこしてて。



智子ちゃんのおまPI===も知っているチャッピイのシート(笑)。


ああ、かぐわしき乙女の香り(笑)ヘンタイかいな。




ずっと家にあった(笑)。


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