第103話 ざまぁ

そのスーパーには、Nし山もよく遊びに来ていて

奴はまだ17歳、細身で可愛らしくて

白い服やピンクのシャツを着て

カワサキ・ニンジャでやってくる。


けっこーモテテいた。(^^)。


俺のバイトしてるとこに来て「テニスしてるんだー」とか言うから


俺は「ペニス?」なんて言って。笑いあっていた。


まわりにいる女子大生バイトとかも、隠れて笑っていたりして。




女子大生はいろいろいて・・・。

サーファーの子は、砂が入ってたとか

やぶれたこんどーさんがいたとか(^^)


そのへんは、まあ、そっちの小説にでも書こう(笑)。





そのNし山のガールフレンド(らしき)人は、大抵は年上だったので

まあ、かわいいボーヤ三郎だったんだろう。


ぼーや、しゃぶろう(笑)。

おっとっと。エロなし(^^;




その女が、なんとかクリニックとかに勤めているというので


俺は「クニリングスってなんでしたっけ」と、とぼけて言って


Nし山にひっぱたかれていた(笑)。



その女も、いやらしそーに笑っていた(けっこうスキそうだ)。





ここのバイトを始めた頃は、ヤマハのXV750Eに乗っていて。


隣の病院に、中学のクラスメート、朋ちゃん(前に出てきた、チャッピイの朋ちゃん)が勤め


ていたので

よく、夜の休憩になんか買いに来ていた。



この子が、まあ・・・見た目はフランスっぽい。


今で言うと、滝クリさん風だろうか。22歳だったけど。



んで、喋るととろーんとしていて。


でも、頭はいいらしい。



その子と戯れていると、回りの女子大生たちが

「彼女ですか、あの人」とか聴いてくるので


「あれは、中学のクラスメートだよん」



とか。



彼女かどうかは見れば解りそうなものだが(笑)。



それほどは人生を知らないのだろうと思う。




この朋ちゃんとは、XVに乗せて

時々海岸沿いに行ったりしたくらいで。



中学の頃から、ギター趣味の仲間で

格別、女だと思ったこともなかったが・・・・。

まあ、クラスでは人気だったようだった。




XVは、エアサスなので

二人乗りするにしても、サスが決まって良かった。




ずーっと乗っていたいバイクで、ガソリンを入れてさえいれば

いつまで走っていても疲れない、いいバイクだった。


どうして売ったかと言うと・・・・


あるとき、走っていたら

なんか、リアがふにゃふにゃ。




するので。



よく見たら、エンジンマウントを兼ねている鋳物のステップボードが

割れていた(笑)。


エンジンマウントボルトで、そのステップボードで左右からエンジンを挟んで

フレームと結合している。



今で言うピボットレスだが、ここの剛性が足りないらしく


ハイグリップタイアを付けて、激しく走ったせいで

エンジンが捻れて、鋳物に切ってあるねじ山を壊したらしい(笑)。




・・・・と言う訳で、普通に走っていれば分からないので


売ってCBXにしたと言うワケ。





これが間違いの元だったのかもしれないが・・・。



4st、重め、前荷重。



前輪は三角に減っていて。




Yが、誰かに俺を紹介する時「ホンダの750でドリフトする奴」と言っていた(笑)。



あれはドリフトじゃなくて滑ってるだけなんだけどね(笑)。


制御してるワケじゃないから。







自分では解らないけれど、誰かから見るとそう見える・・と言うのは


そういうものらしい。




ここのスーパーのバイトは楽しかった。


でも、ここのスーパーのドラ息子が、いかにも・・・な感じで


女子大生たちに嫌われていて(笑)

振られてばかりだったから、ドラ息子が妬んで


俺のバイトの時間を減らしたりするので



俺は、バイトを辞めた。



おーやだやだ、モテないドラ息子(笑)・・・。


と、思っていたら、その数年後、心臓発作で死んだらしい。



ざまーみやがれ(笑)天罰だ。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る