ソニアの心配事
「うわ!気持ち悪っ!」
この言葉を何回口にしたことだろうか。
僕は今、部屋に
もうこの
もはや
「もういっその事、この部屋で
いや、室内で
自分が住もうとしてる部屋が
とは言えこの
少しずつではあるが
「落ち着いたらソニアを呼んで
鼻の下を伸ばしながらだらしない表情になっている事は
でも考えてみてくれ。あんな美少女と
僕、ソニアと同棲出来たら3日で死んでもいいや。
気持ち悪いって?知ってる。
あ、でもソニアと一緒に住むってことになったら絶対ヴィンさんも一緒に住むとか言い出しそう…。
あのハゲマッチョと一つ屋根の下とか…ただの罰ゲームじゃん!
*
ルービスが1人失礼な事を考えている頃、ヴィンは
「!わぁー。びっくりしましたよ~」
ソニアがヴィンのくしゃみに可愛らしく驚いている。
「あぁ…すまねぇ。誰かが俺の悪口言ってやがるな。」
「ヴィンさん。それは
フフフと笑うソニア。しかし今回は本当にルービスが悪口を言っている。いや、思っていた。
「あぁーっっくしぇい!うぇいちくしょーっ。」
ヴィンがまたもや
「・・・」
あまりの
「しっかし…。ルービスの奴、全然連絡よこさねぇな。」
ヴィンは少し
「今日でもう3日目ですよね?どこかで倒れてなければいいんですけど…」
ソニアもルービスの
「あぁ見えてなかなかしぶとい奴だ。心配いらねぇよ。」
「そう…ですよね…」
ヴィンの言葉を聞いても、やはり心配そうなソニアはぽつりと言葉を
「ルービスさんを探している方は、一体どのような目的で探しているのでしょうか。」
ソニアはルービスと別れた後すぐに、ヴィンから彼が身を
「さぁな。だが女に探されるとは、あいつも
ヴィンはまるでソニアをからかうかの様に、にやけ顔をしている。
するとソニアは笑顔でヴィンの方を向いた。
その顔は笑ってはいるが、表情に
「ヴィンさん?今日の夕飯は抜きです。」
『やっちまった…』とヴィンは心の中で
この後ヴィンは必死にソニアのご
*
「さすがにこれだけ
僕は息を切らしながら
もう嫌だ…1日中、害虫駆除とか僕は
最初こそこの
ワーグナーの
もちろん毎朝手を合わせているよ。
夜になれば木に登って眠るだけ。
何でわざわざ木に登るかって?危なくないかって?心配ありがとう。
木に登って寝るのは
こんな森の中で普通に寝てたら
さすがにそんな死に方は嫌だからさ。僕が死ぬときはソニアの腕の中でってもう決めているんだ。
木の上で寝ると落ちそうに思えるかもしれないけど、これが意外と落ちないんだ。昔はよく落ちてたけど…。まぁ
このケージ内ではこの手のスキルが自然と身に着くんだ。
こういう風にポジティブに考えないとここではやっていけない。
さて、とりあえずあと2、3日程ここで待機して様子を見てからソニアとヴィンさんに報告しに行こう。
ヴィンさんはともかく、ソニアには心配かけたくないしね。
今後の
あとは眠るだけ。
枝の上で落ち着いた僕は何も考えず、自然と眠りに落ちるのを待ちながら、
しかしこの時、着々と僕に近付きつつある存在があった。
僕がそんなことを知るはずもなく、ゆっくりと夜は深くなり、やがて僕は眠りについた。
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