第59話部長、お久しぶりです
さて、俺は1週間ぶりに会社に来ていた。
「…わぁ、こりゃ凄いな」
そして今は社員全員に配られたプリントを見ているところだ。
まぁ、内容は今までの業務内容から労基に言われたようにちゃんとした基準で働かせますって書いてある。
まぁ、普通なら定時で帰れるぞ〜!って喜ぶ所なんだけどさ…元ブラックのうちの会社を舐めてはいけない。
確かに定時で帰ることは出来る。けどね?納期は待ってくれない。さぁ、どうする?
その答えは簡単さ…持ち帰って自主的にやらなければならないのだ。
俺の会社はマルチにやっている為案件がドンドンと来る。
それでもまぁギリギリ捌ききれる…って思っていると、奴がやってきた。
「お〜!皆久しぶりだね〜!」
そういい呑気に片手を上げて登場したのは店
「皆大好き部長だよ〜!はい、これ旅行土産の温泉まんじゅう!わざわざ栃木の日光まで行ってきたんだよね〜。猿軍団凄かったよ〜、それに日光東照宮なんて…」
と、語り始めた部長だが俺たち社畜は見逃さない。
部長の左手に持っている書類の束を…
「それでそれでマジックアートが…」
と、色々話している部長には申し訳ないが俺は聞いてみることにした。
「部長、ちょっといいですか?」
「お!久しぶりだね〜和泉くん!あ、君には猿のストラップを買ってきたよ」
そういい部長は手渡してきたが、今はこんなものどうでもいい。
「…部長。その左手に持っているものはなんですか?」
「あぁ!よくぞ聞いてくれたね!これ温泉旅館に泊まった時に偶然ね、知り合った人が居たんだけど…まぁ、簡単に言うとみんな大好きお仕事だよ!ちなみに納期は1週間後!会社の規則で残業は出来ないけど…皆には頑張ってもらおうかな!」
そういいニコニコ笑顔で渡してくる部長。
そして俺は思う。部長の奴タチの悪い事に遠回しで持ち帰り仕事しろと言っているのだと。確かに明確に言葉にすればアウトだが、ニュアンス的に伝えればセーフなのだ。
そう『勝手に
「さてさて、部長はこれからクライアントとの挨拶回りだから後はよろしくね〜」
そう言い部長は去っていった。
そして俺は手に持った書類を見る。
「ちっ…なんで部長の奴こんな時にだけやる気出すかなぁ!」
そう、仕事内容により人の振り分けを行っていたのだ。
「なぁ、真琴…これどうするよ。納期なんて3日後だぞ?」
「あはは!清水よ…俺なんて明後日だが?」
「「あはは!」」
と2人で笑いあったあと…俺と清水は静かに机の引き出しからハリセンを取り出した。
ちなみに他の社員達もだ。
「行くぞ野郎どもぉぉぉぉ!」
『『『『ウォォォォォォォオ!!!』』』』
そう言い俺たちは鼻歌を歌いながら歩いている部長を襲撃した。
そりゃそうだろう。だって実質俺たちが徹夜で仕事するのは変わっていないのだから。
ちなみにだが今回バレたきっかけは他の部署の人が通報したことによるものだったらしい。
そう考えるとある意味部長と愉快な仲間たち(俺含め)は踏ん張り強いと思う。
そしてある程度部長をシバキ倒したあとはクライアントと会うと嘘ついてサボろうとした部長と共に
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
皆様!おはこんばんにちわ!
青の空です!
すみません…昨日は少し忙しく更新できませんでした。
仕事がね…ヤバかったんですよ。
と、言い訳を言ってみます。
さて、少し疑問に思ったのですが…小説を更新していない昨日の方がPVが伸びているんです。
なんでででしょうか…?
それとコメントと☆評価してくれた人はこの後に、まとめて書きますね!
少々お待ち下さい!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます