第51話え、部長マジですか?
ブー…ブー…ブー…!
「う〜…はいはい…」
俺は朝から鳴り響く着信音で目を覚ました。
そして枕元に置いてあるスマホを手に持ち…電話に出た。
「はい…和泉です」
『お、出たでた。おはよう和泉くん。部長だよ』
「ちっ…おはようございます。朝からなにか御用ですか?」
『あれ?今舌打ちされなかった?まあ、いいや。今日から1週間程お休みになります』
「…はい?おやすみ?」
『おやすみ、じゃない。お休みだ。まぁ、簡単に言うと…労基来た、社長是正勧告受けた。会社ヤバたん』
「…わぁお」
俺はあまりの事で一瞬で目が覚めた。
『それで会社のお偉いさん方が話し合って是正報告書を作るらしくてな?それが纏まるまでお休みになったんだ』
「はぁ…まぁ、いつかはそうなると思っていましたが…なるほど」
『ちなみに部長は家族旅行に行ってくる。まぁ、家族サービスってやつだな。お土産は買ってくるから和泉くんものんびりとしたまえよ!…ではな!』
そう言い電話は切れた。
俺はスマホを静かにベットに置き…
「…寝るか」
二度寝に入った。
それからしばらく経ったあと俺は慌てたように俺を起こしてくる雫のせいで目が覚めた。
「お兄ぃ!お兄ぃってば!もう10時だよ!会社遅刻だよ!早く起きて!」
「んー…後2時間…」
「それじゃ大遅刻だよ!重役出勤にも程があるんだよ!」
「大丈夫だ…仕事は…休み」
「そんな嘘つかないで!今日は平日だよ!?」
と、しつこく起こしてくるので俺は朝あった部長との電話のことを話した。
「…わぁお」
さすがは妹。反応は一緒だった。
「これ、嘘だと思うだろ?でも、ガチなんだ」
「いやいやいや…まぁ、確かに平気で5徹しようとしてた時点でやばいと思ったけど…まさか労基が来ちゃうなんてね…」
「まぁな…それで急遽1週間お休みになったんだ」
「ほえ〜…」
「まぁそう言う反応になるよな〜」
「…とりあえず珈琲飲む?」
「飲む」
そして俺と雫は昼過ぎまでのんびりと過ごすのであった。
「お兄ぃ…いや、お兄様」
「どうした雫」
「暇です。遊びに出かけませんか?」
「ほぉ…それはいいが…」
「はい!言質取りました!実はね美味しそうなパフェを出しているお店があるのです」
「…パフェとな?」
「パフェです。しかし、お値段の方が高校生には高すぎるのです。そこで大人のお力をお借りしたく…」
「ふむ…ちなみにお値段は?」
「…プライスレス」
「わぁお」
「最高級の夕張メロンをふんだんに使ったパフェなのですよ。私は食べたい。でも高い。…お願いします!」
「いいぞ」
「お礼は必ず…って、え?いいの?」
「あぁ」
「こんなに素直に許可するなんて…一体何を考えている!?」
「え、酷くない?」
「私は騙されないぞ!言え!何が望みだ!」
「いや、ただ日頃のお礼の気持ちとして…まぁ、嫌ならいいんだぞ?」
「ありがとうございます!電話予約しときます!」
「うむ。苦しゅうない」
そうして俺と雫はその高級パフェを食べに出かけるのであった。
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皆様!おはこんばんにちは!
青の空です!
自分でも分かってはいたのですが…今のままだとラブコメではなくただの日常ですよね。
なのでそろそろ水瀬さんとのラブコメを本格的に始めたいと思います!
…51話目でやっと始まるとか思わんで下さいね?
そして思うのですが…多分今現在水瀬さんより部長の方が人気ありそうですよね?
ちょっと気になるので部長の方が好きだよ〜って方。
❤下さい!
最後にこれからもどうぞよろしくお願いいたします!
頑張るぞ〜\(*°∀°*)/
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