第19話お互いの相談
トントントン...ジュ〜...。
今俺はもう何回もお邪魔している水瀬さんのお家に来ていた。
仕事は清水に頼んだおかげでいつもより早く来ることが出来、今は水瀬さんが料理を作っているのを観察中だ。
あ、ちゃんと許可は取ってあるぞ?なんでも、『見るのも勉強の内です』とか言ってた。
「もう少しで出来上がるのでご飯お願いしてもいいですか?」
「了解です!」
最近はこうして頼まれる事も多くなりお互いに遠慮の無い関係に少しは慣れたと思う。
ちなみに今日のメニューはなめこ汁、豚のしょうが焼き、切り干し大根の煮物、キャベツときゅうりのサラダ。に、なっている。
「では...」
「「いただきます」」
俺は早速豚のしょうが焼きから食べた。
「...うん。今日も美味しいですよ、水瀬さん」
「ふふっ...ありがとうございます。この生姜も実家からの贈り物なんですよ?」
「え、そうなんですね。水瀬さんの実家って色々な野菜を育ててるんですか?」
「えぇ。この時期になると、ナスやトマト、スイカも植えてますね。秋になると春先に植えた稲刈りもしますよ」
「へぇ...稲刈りかぁ...」
1度動画サイトで見たことはあるがめちゃくちゃ広い畑一面に稲穂がなっている様は凄く絶景だった。
でも、あれって収穫とかはどうしてるんだろう...。流石に人の手だけではキツイ気がするが...。
と、俺がそう思っていると水瀬さんは笑顔で...
「そんなに気になる様でしたら収穫の時期になったら地元に遊びに来ますか?」
と、提案してきた。
「え...?」
俺は一瞬理解出来ずに固まると、水瀬さんは微笑みながら説明してくれた。
「えっとですね、家の畑が凄く広くて一応機会でも収穫はするのですが...やはり細かい所は人の手じゃないと収穫出来ないんです。そして、毎年親戚の人が皆手伝いに来るのですが...男手はあればある程助かるのです。だから、もしタイミングが合えば一緒に行きませんか?」
なるほど...確かに1度は体験して見たいことではある。まぁ、水瀬さんもこう言っているし...行ってみるか。
「分かりました。タイミングが合えばですが、前向きに検討しますね」
「はい!」
そう言いお互いに食事に戻り全て食べ終わり最近は俺が洗い物を担当してるので使った物を洗いリビングに戻ると水瀬さんは少し緊張の面持ちで待っていた。
「洗い物終わりました」
「は、はい!ありがとうございます...」
俺はその様子が少し気になり聞いてみることにした。
「そう言えば今日なんか相談事があるとか...。聞いてもいいですか?」
俺がそう言うと水瀬さんは少し水を飲み...口を開いた。
「あの...ですね。和泉さんって車の免許とか持ってたりしますか?」
「免許...ですか?えぇ、ありますよ。まぁ、車は駐車代が高いので持ってませんが...」
そう、俺が答えると水瀬さんはパァァ...!と嬉しそうな笑顔を浮かべた。
「本当ですか!?」
「え、えぇ...。それがどうかしたんですか?」
「えぇ、実は...」
そして水瀬さんが言った事はまさかの俺が言いたかった事と同じだった。
「と、言うわけなんですが…以下がでしょう?」
そう水瀬さんが締めくくり俺に問うてきた。
「答える前に俺の話も聞いて貰ってもいいですか?」
「え、えぇ。大丈夫ですよ」
そうして俺も清水にお願いされたことを話すと...
「「あ、あはは…」」
お互いに苦笑してしまった。
「まさかお互いにお願いする事が同じだったとは…」
「奇遇...ですね」
「ははっ…俺は大丈夫ですけど...水瀬さんの方はどうですか?」
「はい。私も大丈夫ですよ」
「了解です。じゃあ、今度遊びに行く前に1度顔合わせしましょうか」
「そうですね。日にちはそちらに合わせますので...」
「ありがとうございます。じゃあ、決まったら連絡しますね」
「はい、お待ちしてますね」
そしてそのあとはお互いにのんびりとテレビを見たあと解散するのであった。
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皆様!おはこんばんにちは!
青の空です!
皆様に謝罪したい事があります。
昨日親切な方が教えてくれたのですが...役職持ちの人って法律的に残業しちゃダメなんですね...。
って言うことは部長が先に帰ることは法律で容認されている事に...。
...うん。
今更引き返せないのでこのままで行きます。
少しおかしいところも出てくるかもしれませんが、こういう物語なんだな...と思って見ていただければ幸いです!
さて!また☆が増えておりました!
そして☆をくれた...
@jackket2 さん
@iwakoukn さん
@chirorukui さん
@0120takashi さん
本当にありがとうございます!!!
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