第691話 あなたの秘密バラします

一通の未読メールがあります。私のメールボックスに届いたのは、知らないアドレスからだった。件名は、あなたの秘密バラします。だった。秘密?まさかついにあの事が世間にバレてしまうのだろうか。私は恐る恐るメールを開いた。


あなたの秘密をバラします。私はあなたが殺人を犯した事を知っています。あなたの友人T子さんを殺しましたね。T子さんの遺体は、Y山の中に埋めてありますよね。私は知っています。あなたが人を殺し、何食わぬ顔をして生きている殺人鬼である事に。


「見られてた!?……コイツも殺すしかないわね」


私はコイツを殺す事に決めた。探偵を雇い、差出人の個人情報を特定した。そして家の前で待ち伏せた。差出人が家に帰ってくると、私は家のチャイムを鳴らした。ピンポーン。ドアが開いた。


「T子の仇!!」


私は包丁を持っていたが、相手はサイレンサー付きの拳銃だった。私は撃たれ、命を落としたのだった。

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