第614話 憧れの部活

僕は中学生になったらどうしてもやりたい部活がある。その部活に入ると、勉強がとてもよくできるようになる人がいるらしい。成績の学年トップは、この部活動に入っている人が一番多いらしい。成績トップになればクラスの皆のあこがれの的になれる。僕はそこを目指してみるのもいいかと思う。いや、それもいいが、体を動かして汗を流す事も可能だ。年上の人達と一緒にスポーツをする事も可能なのだ。他にも例えば楽器を練習する事もできる。どんな楽器を演奏しても構わない。ギター、ピアノ、ドラム。よし、ならいっそのことバンドでも組んでみるか。

この部活に入れば、何よりも自由が待っている。そう、憧れの帰宅部だ。

僕は帰宅部に入る事にした。


ただしこの部活には、注意するべき点がひとつだけある。

帰宅する時は、全力で気を付けて油断せずに家まで帰る事だ。帰宅する事こそが部活なのだ。寄り道はおこづかいと要相談だ。

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