第506話 ホテル無責任
仕事の出張中、日帰りの予定が問題が起きて次の日も取引先にいく羽目になった。今日はどこかのホテルに泊まって一泊しなければならない。俺はビジネスホテルを色々訪ねたが、今日に限ってどこも満室で入れない。
「参ったな……」
少し歩いていると見えてきたホテルに入ってみる。
「いらっしゃいませ。ホテル無責任へようこそ」
「む、無責任!?聞き間違いか?今なんて言った!?」
「はい、ホテル無責任です」
「空き部屋ある?」
「ありますよ」
「一泊いくら?」
「5000円朝食付きです」
「おっ。安い。部屋用意してよ」
「かしこまりました」
「お客様。当ホテルは、無責任でございます。サービスに関しては、一切の責任を取りません」
「そんなホテルある!?」
「朝食はセルフサービスでございます。勝手にキッチンを使ってご自由にお作りください。当ホテルは無責任故に」
「それ朝食付きじゃないじゃん!!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます