第480話 充電式漫画

本屋の漫画売り場に並んでいたのは、充電式漫画コーナーだった。


「何だろう?充電式漫画って」


漫画好きな私でも聞いた事がない。もしかして電子書籍の事だろうか?


不思議な響きに興味を抱き、私は充電式漫画コーナーの漫画を見た。そこには、聞いた事のない漫画のタイトルが並んでいた。持っていたスマホで検索してみると、沢山のレビューが出てきた。あらすじを見てみると、どの漫画もかなり面白そうだ。


私は充電式漫画コーナーの漫画を色々買って家へと帰ってきた。まずはコンセントに漫画を繋いで充電するらしい。充電に1時間かかった。漫画読むのに1時間待たなきゃならないなんてなんて不便なんだ。


漫画を読み進めていった。めちゃくちゃ面白い。

プツンッ!!充電が切れた。

また充電が終わるまで1時間待たなくてはならない。


どうやら充電式漫画とは、次の展開のワクワクする時間を長い間、楽しませてくれる漫画だったのだ。

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