第474話 乙女の滝

乙女の滝と呼ばれる綺麗な滝のスポットに行って、家族で写真を撮ろうとした。

山道を登っていき、ついに乙女の滝に到着した。

囂々と物凄い勢いで流れる乙女の滝の迫力に、私達はただ眺めていた。


「下に降りられそうだな。せっかく来たんだし、滝修行していくか」

「ええ?でも着替えは?」

「こんなこともあろうかと思って持ってきたんだ」


父は乙女の滝に打たれたいと言う。

あの滝に打たれるなんて大丈夫だろうか……。


父は滝に近づいていった。そして滝に打たれた。


「うぉおおおお。こ、これは!!す、すごいぞ!!うぉおおおお」


物凄い音がこっちまで聞こえてくる。そして父は、しばらく滝に打たれてから上がってきた。


「いやん。もう……凄く濡れちゃった」


父は乙女の滝に打たれ過ぎて、乙女になってしまった。


私達家族は、父を元に戻す為、今度は男の滝に向かっている。

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