第463話 電話番号を消された
アイツは、昔からイタズラが大好きな奴だ。でもな、さすがに……
「お前な!!どうしてくれるんだよ!!今回のは、マジでシャレになんねぇよ!!」
いつものファミレスで注文し、俺がトイレに行ってる間にアイツが勝手に俺のスマホを触った。
そして俺のスマホの電話帳を全て消去したのだった。
「お前、マジでふざけんなよ!!」
「バックアップは?」
「くそっ……」
しかしバックアップデータも消されていた。
「ふざけんな!!」
俺はそのままスマホを持ってファミレスを飛び出した。次の日になった。
午前0時00分。
知らない番号から電話がかかってきた。
「もしもし」
「誕生日おめでとう」
電話を切るとすぐに違う番号から電話がきた。
「誕生日おめでとう」
こうして俺は、電話帳に登録していた全ての人から誕生日おめでとうと電話がかかってきた。
それは、アイツによる壮大な誕生日ドッキリだったのだ。
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