第214話 伊達眼鏡
眼鏡をかけている人は、知的に見えて格好良い。図書館に行き、眼鏡をかけて難しそうな本を手に取って、静かにページを捲るその仕草。なんて格好良いんだ。憧れる。でも私の視力は1.0だ。よし、伊達眼鏡をつけよう。私は伊達眼鏡を買いに行く事にした。私は眼鏡店へと行った。
「いらっしゃいませ。今日はどのような眼鏡をお探しでしょうか?」
「お洒落な伊達眼鏡が欲しいんです」
「どのようなフレームが良いですか?」
「黒縁がいいです」
「黒縁でしたらこちらのコーナーになります」
その中にピンッときた眼鏡をみつけた。
「これください!!」
私はその伊達眼鏡を買った。早速家に帰って眼鏡をかける。
「おお、私もなかなか眼鏡が似合う良い女じゃないか」
「でしょ?私もその顔になかなか似合う女だと思ってたの。買ってくれて嬉しいわ。あっ、私、伊達と言います。よろしく」
眼鏡の伊達さんが話しかけてきた。
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