第192話 ビューティー小倉の災難

ゲイバー「カマカマランド」には、どんなお悩みも解決してくれる名物店員ビューティー小倉がいる。彼……いや、彼女の言葉に救われた人は、沢山いるのだ。今日も開店の準備にメイクをして、金髪の長い髪をセットする彼女がいた。


「やだぁ!!枝毛!!」


店内で悲鳴に似た声をあげる小倉。


「ね~え~、雫ちゃん。あたし最近、髪が痛んできたのよ。なんか良い方法ないかしら」

「小倉ちゃんは毛染めするからねぇ。髪のお手入れも大変よね。だったらこれ使ってみる?」

「あら、なぁに?それ」

「超スーパークリームって言ってね。毛先に塗ると艶が出るの。なかなか良いわよ」」

「そうなの?じゃあちょっと使わせてもらおうかしら」


小倉は長い金髪の毛先に超クリームを塗った。数分後。


「痛っ!痛っ!痛い!!」

「ど、どうしたの!?」

「ヒ、ヒリヒリするわ!!髪洗ってくるわ!!」


皮膚が弱いビューティー小倉は、皮膚が負けた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る