第154話 喫茶晴レノ日
カフェを紹介するブログを書いている私は、噂のカフェに入ってみる事にした。喫茶晴レノ日。そこは晴れている日しか営業していない喫茶店である。
「いらっしゃい」
オーナーは不愛想で職人気質な男だった。あまり喋るのは得意ではなさそうだ。メニューは豊富でオーナーのイカつい顔に似合わずお洒落なパフェやスイーツの写真が並び、色々と目移りしてしまう。
「パフェと晴レノ日ブレンド珈琲で」
私はパフェとこの店オリジナルブレンドの珈琲を注文した。少し待っていると注文したパフェと珈琲が運ばれてきた。パフェの味も美味しいし、芳醇な香りと口にパッと広がる珈琲の味にオーナーのこだわりを感じた。
「どうして晴レノ日なんですか?」
オーナーにそう聞くとオーナーは窓の景色を見てと指差した。太陽の日の光が庭を照らし、鮮やかなコントラストがとても美しかった。芸術的だ。
なるほど。この景色をお客さん楽しんでもらう為か。
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