第147話 不気味な黒板
うちの学校には、学校の七不思議がある。動く人体模型、勝手に鳴る音楽室のピアノ、トイレの花子さん等があるが、その中に不気味な黒板というものがある。誰も書いていないはずなのに、3-3組の黒板に何かが書いてあるというものだ。「呪ってやる」と大きく書かれていたり奇妙な絵が描かれていたりする。そんな不気味な黒板の正体を暴いてやろうと、勇気ある俺達3人の男子は、真夜中の学校に忍び込んだ。警備員をやり過ごして3-3組に行く。ドアを開けようとしたら、中から音が聞こえてきた。
「静かに。黒板に書いてる音が聞こえる」
「よし、いくぞ」
一気にドアを開ける。そこには、3-3組の担任の先生がいた。
「き、君達!こんな時間に何してるの!!」
「先生こそ何してるの!?」
「私、ストレスでむしゃくしゃしちゃったのよ。それで皆を怖がらせようとして黒板にイタズラしてたの」
犯人はストレスが溜まった先生だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます