第147話 不気味な黒板

うちの学校には、学校の七不思議がある。動く人体模型、勝手に鳴る音楽室のピアノ、トイレの花子さん等があるが、その中に不気味な黒板というものがある。誰も書いていないはずなのに、3-3組の黒板に何かが書いてあるというものだ。「呪ってやる」と大きく書かれていたり奇妙な絵が描かれていたりする。そんな不気味な黒板の正体を暴いてやろうと、勇気ある俺達3人の男子は、真夜中の学校に忍び込んだ。警備員をやり過ごして3-3組に行く。ドアを開けようとしたら、中から音が聞こえてきた。


「静かに。黒板に書いてる音が聞こえる」

「よし、いくぞ」


一気にドアを開ける。そこには、3-3組の担任の先生がいた。


「き、君達!こんな時間に何してるの!!」

「先生こそ何してるの!?」

「私、ストレスでむしゃくしゃしちゃったのよ。それで皆を怖がらせようとして黒板にイタズラしてたの」


犯人はストレスが溜まった先生だった。

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