第55話 ロリコン三世

私の名前は、ローリー・コンタンス。職業は、祖父の代から続く泥棒一家。私は三代目。私が狙うのは金持ちの家。貴金属や宝石を盗み、売って生活している。一応、そこそこの名が知れており、凄腕の泥棒として警察関係者からマークされている存在だ。だが私は許せない。なぜなら警察は、私の事をローリー・コンタンス略してロリコン三世と呼んでいるのだ。ふざけるな!!私に幼女趣味はない!!

これでは誇り高き泥棒であるはずの私が、三代続く変態というイメージを世間に与えかねない。私は、新たなターゲットの家に入った。


「こ、これは!!」


世界に限定一体しかない美少女フィギュア。これは宝石並に高く売れるぞ。私はフィギュアを盗んだ。

「そこまでだ、ロリコン三世!!」


私は手に美少女フィギュアを握ったままスポットライトの光を浴び、固まってしまった。こうして私は、二次元大好き三代目変態ロリコン泥棒として捕まってしまった。

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