第7話軍大学図書館にて

 ゼートゥーア准将は調べ物をしていた。

「失礼します」

「うん?ああ、君は?」

「ターニャ・デグレチャフと言います。本日は知見を広めるためにここに来ました」

(ああ、彼女が、レルゲンの言っていた)

「早速だが、今回の戦争をどう思う」

「自分は答える立場にはありませんが、今大戦は世界大戦に発展すると思います」

「世界大戦?」

「列強は共和国を帝国が排し大陸での絶対的な優位を持つ覇権国になるのを嫌い阻止するでしょう」

「なるほど。だが、共和国が勝てば帝国を排し絶対的な覇権国家になるのではないか?」

「ええ、ですから他の諸国は共倒れを狙ってきます」

「なるほど。それで具体的にはどうすればいいと思う」

「魔導師を使った消耗抑制が必須です。それで相手の継戦能力を破壊し、相手を講話の席につかせるのです」

「それでどの程度の規模が必要か?」

「連隊が適切だと思います」

「連隊か。現実的な規模だな」

 ゼートゥーアはそう言うとターニャを下がらせた。

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