第249話 男の手仕事


愛紗は「6時からごはん、食べられるから。」

それを言いに来たのだった。


友里絵は「何時まで?」


愛紗は「7時までに入るんだけど・・・そんなに食べる人いないよ」

ここもバイキングである。


菜由は「んじゃ、ご飯先にするかな」今、6時ちょっと前。


由香は「そだね。じゃ、洗濯物を入れといて・・・。」と。


友里絵は「下着ドロされっぞ」と、いひひ顔(^^)。


由香は「オマエの、ご本尊様がついたパンツなんて盗むかよ」


菜由は「ご本尊様(笑)。」


友里絵は「わかんないよー。そんなの。それがいいって人もいるかもよ」


愛紗はついていけない(笑)ので。部屋に戻った。


由香は「友里絵のきたねーパンツと一緒に洗うとバイキンが移りそうだなぁ」


友里絵は「汚くないよー。ほれ」と。バッグから出した。



由香「アホ!」と、友里絵のおでこをピーン。


菜由は「ご本尊様、いなかったねえ」(^^;

「でも、お風呂入ったらまた出るでしょ。パンツ」


友里絵は「あっそーか。じゃ、先に脱いで。」


由香は「んじゃさー。風呂入らないで洗ったパンツはくのか?きたねーじゃん」


友里絵は「んじゃ、ノーパンしゃぶしゃぶ」


菜由は「しゃぶしゃぶがどうして?」(^^;


由香は「夕飯で出たりして」


友里絵は腰を突き出して「どーぞ、ご主人様」


由香は「なんか危ないなあ、それ」(^^;


菜由は「どーでもいいけどさ、パンツの話廊下でするのっても・・・・。」


友里絵「ほぼBBAだな」


由香「菜由はともかく」


菜由「ともかくかい!」



ははは、と・・・みんな笑う。



「じゃ、洗濯は後にして。ご飯いこーか」と言う事になった。





その頃の「お兄ちゃん」は・・・・。

明日の公休=>出勤になってしまって。


ひとり淋しく、寮に戻って。


男の手仕事(笑)・・・は、して居ない。




-----してても書けないが(^^; 



お兄ちゃんで居なくてはならないのも、案外疲れるのだ。


「真由美のやつ、カレシとか出来ないのかな?」


・・・とは思うが、それはそれで。出来たら出来たで心配なお兄ちゃんである。



「だいたい、なんで、あの4人を連れてきたんだろう?」



ナゾだ。



「ま、いっか。メシ食って寝よう。風呂入って。」


夜勤でなくて幸いだが。日勤の後、夜勤、なんて仕事は

機関士には無い。


そこが、国鉄のいい所だ。



お兄ちゃんは、自分の部屋。3階の北側の部屋から

スリッパで。

スタスタスタ・・。廊下を歩いて。


いつも、静かな寮である。



一階の食堂に下りて。


寮は、面倒見のいい寮母さんがいるので・・・。とても有難い。


ご飯やお風呂。そういう家事をしなくていいだけでもとっても楽だし

機関士って神経を使う仕事だから、のーんびりしたおばさんの

寮母さんに会うだけでも、結構、心和む。


そんなお兄ちゃん、だった。


「日光くーん、明日仕事だってね。ごくろーさん」と。

寮母のおばさん。

パーマの頭。くるんくるん。にこにこ。

どでーんと。大型。(^^)。蒸気機関車のようだ。


温かみがあるところも似ている。



お兄ちゃんは「はい。ずれるだけだし」と、明るく。にっこり。


おばさんは「でも、真由美ちゃんがっかりでしょ。明けー公休くらいしか帰れないから」



真由美も職員だから、時々はここに来れる。

なぜか男子寮でも、女子が入れるのは面白い。

逆は厳禁であるが(笑)。



お兄ちゃんは「さっきも来てましたよ、駅に。」

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