第626話 移動

ルーフィ自身は、どうして魔力が無くなったのか?


それでもなぜ消滅しないのか?



などと、深く考えていなかったり(笑)




案外そうかもしれない。人間だって

限られた命を生きているのに

[いつか死ぬのだ]と、思いながら

生きている人も少ない。





ただ、毎日坊やと遊び

楽しく過ごしている。




そういう毎日は、幸せと言うのかもしれない。







それもひとつの愛、坊やへの親愛であろう。











めぐたちは、海岸についた。




岬の向こうには、霊山FearMt。がそこに

見える。





「あっこにお化けが来るのかなー」と

れーみぃがあっけらかんと言うので



みんな、笑った。



「なに、そのあっこって」



「あそこ、かな??」




「わはっ」




北の海は冷たくてそろそろ

冬の雰囲気なんだけど。




その冷たい空気に触れて、めぐは

またショートトリップした。



例によって、こちら時間では

1秒にも満たない。


その間に、時間軸を引き延ばして。

higgs environ energy !!!



1000T-eVを解放し、めぐはその電場

のPowerで、飛ぶ。


0次元モデルに変換した身体は軽く、光速度を超える。




pom!


収縮した

空気が、僅かに音を立てる。



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