第621話 遺伝的アルゴリズム


元々、生き物が持っていた

群れを守る機能としての、優しさ。


だから、オキシトシンスイッチが

誰にでも備わっている。



でも、それを使う事を忘れている、つまり


人間はとりあえず身の危険がないから

優しくなる事より、数を減らすために


攻撃しあうような選択をしていて。




そうではなくて、競い合って優れた種を残す

べき、なのだけど。




と、神様でなくても誰しも思う。







別に、学問なんてできなくても

優しい人の方が、余程

世の中のためになるのだし



何か、取り柄がある人なら

それだけでいい。




多様性があった方がいいのである。






めぐは、魔法が使えるから

それも、取り柄のうち(笑)だけど




人には言えない取り柄である。





好きで魔法使いになった訳でもなくて




たぶん、そのせいで

幼い頃に魔物に襲われたりとか



いろいろ、迷惑な事もあったりする。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る