第605話 mosrer

ルーフィの御主人様は、何も知らないように

静かに眠っていて。



なんだか、苛々してきたわたし、めぐ(笑)。




「こら!起きろ!」なんて怒鳴って見ても

起きる訳もない。





だから、夢の中にお邪魔しまーす(w)って



いつもと同じ魔法でいいのかな?




するりと入り込んだ、彼の夢は


もちろん4次元空間だから、例えば


日常の意識と同じメンブレーンに

並列して立っている紐状空間、と同じ。


それを、どちらから見るかで


日常か、夢か、が変わる。




遠い次元からそれを見る事で



例えば、神の意識だと人間が思うと


それを、日常に居る人々は[認知が少し、ふつうじゃない]と言うけど




それは、日常から見ているからで




夢の中にいる時は、日常の方が違う世界、なんだ。




多重次元ってそういうものなんだけど

経験した事のない人には、わからない(゜ω゜?)





御主人様は、いつかのように



広い野原で、小川のせせらぎを聞きながら

風に吹かれている。




どこか、遠い世界のようだけど

アメリカの牧場って、こんなのかしら(笑)







わたしに気づくと、彼は


いつかみたいな涼しい声で「やぁ」。







わたしは、アメリカンの神様のお使いで来た、と

用件だけを事務的に伝えた。



なぜか、心の中では

ヴァン・ヘイレンの[悪魔のハイウェイ]が

鳴っていた(笑)。



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