第593話 qualityfromscratch

それで、アメリカンの神様は

会議の最中に、心で


めぐの国の神様に尋ねてみた。




「魔法使いルーフィと一緒に、国の人々を

優しくしたんですね」





いきなり何を聞く、と言う感じで

めぐの国の神様は、そうだ、と頷く。



「あの、ルーフィは何をしに来たんですか?」と、アメリカンの神様は尋ねる。




よくわからん、と、返答は首を振る。


首を両手で締める真似をして(笑)



お茶目な神様である。








「主人が眠ってしまったから、目覚めさせるためとか?」と、アメリカンの神様が言うと






「知っとるじゃないか」と、めぐの国の

神様はにこにこ。





「そのご主人は、魔法使いに珍しく

アメリカンだとか」と、アメリカンの神様が言う。






返答は、首を縦に振る(笑)。







「それで、上手く行ったなら

アメリカの事を、アメリカンの魔法使いに

変えてもらうなら問題ないんじゃないかと

思うんです」と、アメリカンの神様は語る。






「じゃが、眠ってるんじゃないか?」と

めぐの国の神様は、当たり前の事を言う。





「あの、めぐ、と言う魔法使いは

夢にお邪魔法、出来るんでしょ?」と、アメリカンの神様は、軽い(笑)。





「そんな事に力を貸すかのぉ」と

気まぐれな18歳の女の子を

少しは知っているような(笑)神様は思う。






それに、ご主人が眠りから覚めたら

めぐ、と言うあの少女の恋しい相手


魔法使いルーフィは用済みになってしまう

かもしれないのだし。




そもそも、今、魔力を失っていて


ご主人の眠りを守る事もできていないのだから。




と、めぐの気持ちを思う、神様だった。





このまま、そっとしておいてやりたいが

のぉ。




そう、独り言。

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