第577話 れーみます
その神様のメールを受けとっためぐは
まだ、旅路の果て。
乗務員宿泊所で、のんびりしている時に、
メールの着メロ。(笑ヴァン・ヘイレン)
なになに?と、れーみぃがよってきたりして。
寝巻姿のままで、メールを見て「なに?神様って。(笑)」と、れーみぃ。
まさか、本物の神様だとも言えない(笑)。
お芝居のね、とめぐは「スーパースター」の神様役、なんて事に(笑)。
「なーんだぁ。わたし、危ない宗教かと思ったぁ。最近多いでしょ?女の子働かせて遊んでる神様とか(笑)」と
きゃーきゃーきゃー。
うるさいJK(笑)。
面白い事を言うれーみぃ。
なんとかの方舟とか、どーたらの科学とか(笑)。
でも、メールの中身見て「なにこれ?(笑)」
「お芝居の台本なの」と、めぐは仕方なく(笑)。
でも。めぐは思う。
辛い思い出でも、消したくない事もあるし。
それが、今の自分を作ってるって事もある。
と、めぐは、魔法使いルーフィとの恋、
身分の違う、実らない恋の事を思った。
もし、その思い出が辛いから、と言って
消してしまったら
素敵な思い出も、意味が違っちゃう。
なーんて(笑)。
めぐ自身は覚えてないけれど
17年前、魔物に襲われたせいで
めぐ自身の心にダメージがあって。
それを消すために、神様が
世界中の時間を17年巻き戻して、早送りした事。
それと似た理由で、今度、遠い極東で
同じような事をしたい、そう
神様が思ってる事。
いつかは、魔法使いルーフィが手伝ったけど
いまは、彼は自分の世界に戻っているし
魔法を失っているから
代わりに、めぐの力を必要としている事。
そんな、いろんな事が
神様の軽い(笑)メールに込められていたりする事も
めぐには気づかない事だったり。
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